【開催案内】特別セミナー「在米アラブ・ムスリム知識人の現在―ディアスポラの眼差す中東―」

1月30日(木)5限に京都大学准教授の黒田彩加と本学教員でCEGLOS研究員の山本健介による特別セミナーを開催します。本学学生・院生および教職員であれば、どなたでも参加可能ですので奮ってご参加ください。

概要:アメリカと中東・イスラーム世界といえば、対立に満ちた険悪な関係を想像する人が多いかもしれません。しかし実際、アメリカには多くのムスリム移民が暮らしており、移民第二世代、第三世代にとってはアメリカこそが「祖国」です。このセミナーでは、中東にルーツを持ちながらアメリカを主な舞台として活躍するディアスポラの知識人に光を当てます。彼らは、様々な課題が山積する中東をどのように捉えているのでしょうか。また、彼らの言葉と行動は、中東の現実やアメリカ・中東関係にどのような影響を及ぼしうるのでしょうか。エジプトとパレスチナを専門とする二人の発表から、ディアスポラならではの視点を通じて、移民国家アメリカの実像と混迷極める中東の将来について考えていきましょう。

講師①:黒田彩加(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科准教授)
講演題目:「イスラーム思想の再生とアラブの未来:エジプト知識人の提言」

講師②:山本健介(静岡県立大学国際関係学部講師/CEGLOS研究員)
講演題目:「学術研究と祖国解放闘争の狭間:パレスチナ人学者の苦悩」

開催日時:2025年1月30日(木)5限(16時20分〜17時50分)

会場:静岡県立大学草薙キャンパス 国際関係学部棟3317講義室(開催形式は対面のみ)

主催:静岡県立大学大学院国際関係学研究科附属グローバル・スタディーズ研究センター(CEGLOS)

問い合わせ先:山本健介(企画責任者)k-yamamoto@u-shizuoka-ken.ac.jp

ポスター