【開催報告】難民映画祭パートナーズ特別上映会 『南スーダンで生きる~ある家族の物語~』

 グローバル・スタディーズ研究センター主催で「南スーダンに生きる~ある家族の物語~」の上映会とトークセッションが行われました。上映会には、学生40名、教員3名、一般3名の計46人が参加し、上映後のトークセッションでは、映画の解説と質疑応答が行われました。参加者からは、「戦争や内戦がもたらす悲劇と、それに立ち向かう人々の強さが感じられた」、「南スーダンの歴史と現状、その中で芽生えたナショナリズムについて考えさせられた」、「現代のグローバル社会におけるアイデンティティの複雑さを考えさせられた」といった意見が寄せられました。

 本上映会は、難民映画祭パートナーズ(難民映画祭のスピンオフとして学校、自治体、企業、団体などが主体となって映画上映会を開催する取り組み)の一環として開催されました。

難民映画祭パートナーズ特別上映会 『南スーダンで生きる~ある家族の物語~』

日時:
12月17日(水)10時40分~12時40分

会場: 
国際関係学部棟3316教室

司会進行:
石井由香(国際関係学部・教授/CEGLOSセンター長)
トークセッション(解説・質疑応答):
村橋勲(国際関係学部・助教/CEGLOS研究員)

内容紹介:
1956年の独立後、内戦が長く続いたスーダン。レベッカ・ニャンデンの夫ジョン・ガランは、自由を求め、南部の解放戦線を率いて戦った。ガランの死後、南スーダンは2011年に独立したが、その短い歴史の大半を戦争に費やしてきた。レベッカと2人の娘は数年にわたる亡命生活を経て帰国する。彼女の使命は、国民と家族に対する亡き夫の遺志を継ぐこと。一方、娘アクオルは、亡命先で生まれ育った自分が南スーダンを故郷と呼ぶことの意味を探し求め、カメラを回す。亡き夫や家族に対する母の想い、故郷で自分の役割を見出そうとする妹、そして、これからの南スーダンを描いたドキュメンタリー。

ポスター

「南スーダンで生きる」ポスター