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Zoom講演会「「帝国の遺産」とスポーツ——エンパイアゲームズからコモンウェルスゲームズへ—」(7月5日開催)のお知らせ

このたび、静岡県立大学国際関係学部の主催、そして本センターおよび広域ヨーロッパ研究センターの共催で、高知大学の川本真浩先生をお招きし、ZOOM講演会を開きます。奇しくも今年は4年に一度のコモンウェルスゲームズ開催年、7月末に開会します。ご関心のある方も「コモンウェルスゲームズって何?」という方も、みなさまふるってご参加ください。

  • 日時 2022年7月5日(火)午前9:00-10:30
  • 講演会の参加方法について
    • 【学内の方へ】
      • ご自身のZoomでご参加いただいても、草薙キャンパス3316教室で視聴参加いただいても結構です。
      • 本講演会は本学部の講義の一部となっております。そのため、川本先生と教室(3316教室)をZoomでつなぎ、履修者は教室で講演会に参加できるようにします。
    • 【学外の方へ】
      • Zoomでのご参加をお願いいたします。
  • 【Zoom参加の方法】
  • 【Zoom参加関連のご注意】
    • 登録してもZoom情報がメールに届かない場合は、ご登録のメールアドレスが受信拒否している可能性があります。その場合は 別のアドレスで再登録してください。それでもうまくいかない時は下記の問い合わせ先にご連絡ください。
    • 当日のご参加時は、ご登録のお名前表記でご参加ください(本学の学生の方は、「学籍番号 氏名」の表記でご参加ください)。
  • 主催: 静岡県立大学国際関係学部
  • 共催: 静岡県立大学国際関係学研究科附属広域ヨーロッパ研究センター、グローバル・スタディーズ研究センター
  • 2022年度学部研究推進費(共同研究者:坂巻静佳・孫暁剛・冨澤かな・奈倉京子)の助成を受けて開催
  • 問い合わせ先 冨澤かな(t-kana@u-shizuoka-ken.ac.jp)

講演会概要

 1930年、カナダの都市ハミルトンでイギリス帝国の総合スポーツ大会であるエンパイアゲームズが開催された。その後4年ごとに開催されるようになった大会は、20世紀中葉以降の参加国/地域の急増と数度の大会名称変更を経て、21世紀の今もコモンウェルスゲームズとして開催されている。 また1931年にはイギリス本国と帝国内の白人自治領を中心としたコモンウェルス(英連邦)が設立された。このコモンウェルスも、第二次世界大戦後にアジア、アフリカ、西インド諸島などの新興独立国が続々と加盟し、また国際情勢の変化をうけて、変貌をとげてきた。 これらスポーツ界と政界のコモンウェルスは、「単一の構想や共通の理念に基づき一体のものとして形作られた」わけではなく、またいずれも「帝国の遺産」という一言で片づけられるものでもない。本講演では、エンパイアゲームズの始まりからコモンウェルスゲームズの現在までをたどりながら、2つのコモンウェルスとその歴史的変容、帝国意識とナショナルアイデンティティ、さらにはスポーツと政治の関係を歴史的に考えてみたい。

<講師プロフィール>

川本真浩 かわもとまさひろ 奈良県出身 高知大学人文社会科学部・教授 専門分野はイギリス近現代史、帝国=コモンウェルス史、スポーツ史。主な研究テーマとして、イギリスで開催された国際博覧会、イングランドのパジェント(野外歴史劇)ブーム、エンパイアゲームズ及びコモンウェルスゲームズなど。イギリス発祥で500年以上の歴史をもちコモンウェルスゲームズ公式競技でもあるローンボウルズについては歴史研究とあわせて実技授業も担当する。最近はスポーツやイベント参加といった「余暇」「レジャー」に関心を引き戻してイギリス/帝国/コモンウェルスの近現代史を再検討しようと考えている。

file「帝国の遺産とスポーツ」講演会フライヤー.pdf(約1.5MB)

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