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Study CIRcle 2021-2022  公開レクチャーシリーズ第6回「性別による婚姻の制限は国際人権法違反か?」のご案内

グローバル・スタディーズ研究センターでは、学生が自らの知的好奇心に基づいて、自ら設定したテーマを追求するStudyCIRcleという活動を、昨年度から行っています。Study CIRcleでは、学生の要望に応じて、専門家の先生をお招きしてお話を伺うことを特徴としており、これをレクチャーシリーズとして公開します。当日は、先生をお呼びした学生が進行を行い、レクチャーに加えて、本人からの質疑を中心に進行します。

公開レクチャーシリーズ第6回概要

  • 講師 谷口洋幸先生(青山学院大学)
  • 日程 2021年12月22日(水)13時から15時まで
  • 講義タイトル 「性別による婚姻の制限は国際人権法違反か?」
  • 講義概要
    現在、30の国と地域において婚姻は相手の性別を問わず可能となっている。日本でも2019年から「結婚の自由をすべての人に」訴訟がはじまり、2021年3月には札幌地裁において初めての判決が下され、現行法の憲法14条違反性が認定された。しかしながら、原告の主張にもかかわらず、本判決では国際人権法に関する議論が完全にスルーされている。1990年代から国際人権法では婚姻の性別による制限の条約適合性について議論が続いてきた。講演では主にヨーロッパ人権条約の事例をもとに、国際人権法上の婚姻する権利がどこまで何を国に義務づけているか検証する。
  • 講師プロフィール 谷口洋幸(たにぐち・ひろゆき)。
    青山学院大学教授。中央大学大学院法学研究科博士後期課程修了、博士(法学)。日本学術振興会特別研究員PD、早稲田大学助手、高岡法科大学准教授、金沢大学准教授を経て現職。日本学術会議連携会員。国際人権法学会理事、ジェンダー法学会理事。編著に『LGBTをめぐる法と社会』(日本加除出版・2019)、『セクシュアリティと法』(法律文化社・2017)、『性的マイノリティ判例解説』(信山社・2011)。
  • 申込フォーム: https://forms.gle/wQv6GSSn7Rux8vwQ8
    • *講義前日までにお申し込みください。
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