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講演会「グローバル化時代における東アジアの国際関係―歴史を俯瞰する―」

 本研究センターは、東京女子大学から茂木敏夫先生をお招きし、講演会「グローバル化時代における東アジアの国際関係―歴史を俯瞰する―」を開催いたします。

  • 日時:2018年1月25日(木)14時40分〜16時10分
  • 会場:国際関係学部棟4階3314 室
  • 講師:茂木敏夫氏(東京女子大学現代教養部 ・教授)
  • 主催:静岡県立大学国際関係学研究科附属グローバル・スタディーズ研究センター
  • 問い合わせ先:奈倉京子(nagura (at) u-shozuoka-ken.ac.jp)

file講演会チラシ

講演概要

 東アジアの国際関係を、普遍と特殊という観点から、古代以来、21世紀初の今日にいたるまで俯瞰することにより、誰が(何処が)普遍を獲得するかによって東アジアの主導権が動いていった軌跡を描き、現在のグローバル化を歴史的に位置づけることを試みる。近代以前、東アジアが「世界」だった時代、伝統中国が中華の普遍を語ることによって主導権をもった時代から、19世紀、欧米近代が地球大に拡大して以来、明治日本の文明開化によるグローバルスタンダード受容の結果、日清戦争に勝利した日本が主導権を奪取した時代、さらには両次の世界大戦後の状況を経て、21世紀初、グローバル化時代における中国の台頭という現在の状況へ――こうした東アジアの構造変動を理解することで、東アジアの現在を考える一助としたい。

講師紹介 茂木敏夫氏

 1959年生まれ。東京大学人文科学研究科修了(文学博士)。専門は歴史学。近現代中国の社会・文化、中国近代思想史を専門とし、前近代の東アジアにおいて中国を中心に形成されていた世界秩序とそれを支える世界観およびそうした伝統中国の世界観の近現代における変容に関する研究に従事している。

 主な研究業績に「伝統的秩序をどう踏まえるか――東アジア新秩序の構想をめぐって」(『国際問題』2013年7・8月合併号)、『変容する近代東アジアの国際秩序(世界史リブレット)』(1997年、山川出版社)等がある。

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