Top / プロジェクト / 共催セミナー グローバル/ローカルのせめぎ合いとして今の世界を見る

共催セミナー グローバル/ローカルのせめぎ合いとして今の世界を見る

 近年、英国のEU離脱や米国のトランプ大統領候補の台頭、移民や難民の排斥運動など、世界各地で新しいナショナリズムが勃興しています。グローバリゼーションによって国民国家が弱まり、国境が消滅し、世界規模の統合が実現するという従来のグローバリゼーション研究の想定では捉えきれない事態が起こっています。

 しかし、これらは、たんなるローカルへの回帰とみるべきではありません。むしろ、国民国家を超えた統合、移民や海外資本の流入など、急激に進行したグローバリゼーションに対する人々の反発として起こってきた動きとしてみなければなりません。

 つまり、今求められているのは、たんなるグローバリズムでもローカリズムでもなく、グローバルに向かう力とローカルに向かう力のせめぎ合いとして現在の世界を見直すことです。このセミナーでは、わが国でグローバリゼーション研究にかかわってきた静岡県立大学のグローバル・スタディーズ研究センターと成城大学グローカル研究センターの共催により、グローバル/ローカルのせめぎ合いとして現在の世界を捉え直すことを試みます。

日時:平成28年10月3日(月) 13時5分─14時30分

会場:静岡県立大学一般教育棟1階2103教室

プログラム:

  • 13時5分-13時35分 「グローバリゼーションとは何か─対抗力のせめぎ合いとして考える」湖中真哉(静岡県立大学大学院国際関係学研究科附属グローバル・スタディーズ研究センター)
  • 13時35分-14時5分 「フィリピンにおいて、グローバルとナショナルは(いかに)せめぎ合うか」川田牧人(成城大学グローカル研究センター)
  • 14時5分-14時30分 総合討論
静岡県立大学国際関係学部 静岡市駿河区谷田52-1 TEL:054-264-5381 Copyright(c) CEGLOS All Rights Reserved