人間の安全保障(Human Security)は、1994年にUNDP(国連開発計画)によって提唱された概念である。2003年には緒方貞子、アマルティア・センを議長とする国連「人間の安全保障委員会」の最終報告書が刊行され、大きな反響を呼び起こした。2008年5月に横浜で開催されたTICAD㈿(第4回アフリカ開発会議)においても、人間の安全保障が主要テーマのひとつになった。
「人間の安全保障」は学際的なフレームワークであり、そこでは社会科学、人文学、自然科学のすべてが共存し、さらには融合することが期待されている。
2005年7月、中部大学で開かれた「人間の安全保障・地球市民フォーラム」の場において、人間の安全保障研究コンソーシアム設立準備会が立ち上がり、2007年9月、人間の安全保障に関心をもつ大学・研究機関の連合体として「人間の安全保障教育研究コンソーシアム」が正式に発足した。
2008年9月に大阪大学豊中キャンパスで開かれた「人間の安全保障教育研究コンソーシアム2008年度研究大会」において、静岡県立大学グローバル・スタディーズ研究センターの参加を申請し、後日参加が認められた。
2008年10月現在でのコンソーシアム参加団体は下記の通りである。
2008年12月に当グローバル・スタディーズ研究センターは地域研究コンソーシアムに加盟いたしました。
地域研究コンソーシアム(JCAS)は、地域研究を推進する研究組織、次世代の地域研究者を育成する教育組織、そして地域研究の成果を実社会で活用する民間組織など、「地域研究」を共通のベースとする国内のさまざまな組織や個人が集まっている組織体です。
当センターを含めて現在83の組織が加盟しています。
地域研究コンソーシアムHP:http://www.jcas.jp/
地域研究コンソーシアム加盟組織:http://www.jcas.jp/jcas/kamei.html