国際関係学部 教授 立田洋司、助教 比留間洋一
このたび、文部科学省の平成22年度大学教育推進プログラム事業に、本学国際関係学部の取組「フィールドワーク型初年次教育モデルの構築」(責任者:立田洋司教授)が選定されました。本学の学部としては初めてのことであり、県内においても唯一の選定でした。また、これはグローバル・スタディーズ研究センターの活動成果でもあります。
この取組は、国際関係学部の初年次教育として、国内外の6つのフィールドワーク(下のリスト参照)を試行的に実施し、また実施後に評価・効果の検証を行うことで、ヴィヴィッドな教育を築いていこうというものです。学生自らが課題を発見し、その解決に至るまでの一連のプロセスの中で主体的・能動的学習姿勢を身につけ始めれば、自ずと人間力は強まります。
実施期間は今年度から3年で、後期からすでに始動しています。参加学生の1年生約50人、上級生約20人が、『ムセイオン静岡』(※)の提供する授業などのほか、毎週1回以上のゼミを実施しています。他に、合同ゼミとして12月8日(水)には「危機管理セミナー」、12月17日(金)には「奈良・春日若宮おん祭」研修も実施しました。
本プログラムをステップとして、国際感覚と教養・思いやりや実行力を備えた若人、言わば21世紀型地球市民がはばたいていくことを期待しています。
※ ムセイオン静岡とは、静岡市の谷田丘陵地やその周辺地域の文教施設の連携により、学びの場を提供し、文化を発信する活動です。
2年間で各地にそれぞれ20人前後の学生を送り出す予定です。